私たちのワインは、現代的な製法や技術から生まれたものではなく、地元の気候、土壌、そして私たち自身のブドウ園から生まれたものです。

私たちは、化学薬品を使わずに在来種のバイオダイナミック栽培に力を入れています。植物自身の抵 抗力を刺激する生物学的薬剤（イナゴマメ、チャービル）と、環境に負担をかけないハーブ由来の薬 剤のみを使用しています。ブドウ畑の一部に顕花植物を植えることで、水分の保持力が向上し、受粉 昆虫の誘引にもつながります。ブドウの樹数を多く植える（1ヘクタールあたり1万本）ことで、根系 が深くなります。品質向上のため、冬摘みのブドウを収穫し、完全に成熟した段階で手摘みで小さな容器に収穫します。これにより、加工前に果皮が傷つくのを防ぎます。

私たちは、硫黄分を最小限に抑え、異物を使用せずにワインを生産しています。ろ過や清澄処理をせ ずに造られたオーガニックワインを提供しています。私たちは急いでいません。良いワインには時間が必要です。私たちの国では、赤ワインは樽で2〜3年、白ワインは数ヶ月熟成させます。